(07/12/07)
11月のマーケットレビュー
11月30日
10月31日
日経平均株価
15680円67銭
16737円63銭
TOPIX
1531.88
1620.07
NYダウ平均株価
13371.72ドル
13930.01ドル
ナスダック総合指数
2660.96
2859.12
10年日本国債利回り
1.460%
1.605%
10年米国債利回り
3.94%
4.48%
東証REIT指数
1867.60
1973.22
NY原油WTI
88.71ドル
94.53ドル
ドル円(東京・17時)
110円28−30銭
114円76−79銭
11月の東京株式相場は大幅安。日経平均株価は前月末比1056円96銭 (6.31%)、東証株価指数(TOPIX)は同88.19ポイント (5.44%)それぞれ下落した。米国の低所得者向け高金利型(サブプライム) 住宅ローン問題の拡大懸念や円高・ドル安、原油高などが嫌気され、外国人投資 家中心に売りが広がった。このため、日経平均(終値)は8日には1カ月半ぶり に1万6000円を割り込み、21日には1万4837円66銭まで下げ、年初 来安値を更新するとともに、1年4カ月ぶりに1万5000円の大台を割った。 しかし、その後、配当利回りなどからみた割安感も台頭した上、米大手銀行の シティグループがアブダビ投資庁から75億ドルの出資を受け入れると発表した ことから、サブプライム問題の拡大懸念がやや後退し、月末にかけ戻り歩調とな った。
米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は前月末比558.29ドル (4.01%)、ナスダック総合指数は同198.16ポイント(6.93%) それぞれ下落した。米国の大手金融機関のサブプライム関連損失の拡大を懸念 して、売りが膨らみ、ダウ平均は12日には3カ月ぶりに1万3000ドルの 大台を割り込んだ。その後も米景気への先行き不安感は消えず、26日には 1万2743ドル44セントまで下げ、4月16日以来の安値水準に沈んだ。 しかし、27日にシティグループへのアブダビ投資庁出資の発表を受けて信用収 縮懸念が後退、28日には米連邦準備制度理事会(FRB)のコーン副議長の 利下げ示唆発言も好感され、戻り歩調が続いた。
米国の10年物国債利回りは急低下(価格は上昇)した。サブプライム問題の 拡大懸念から、安全性の高い資産とされる債券市場に資金が流入、10年物国債 利回りは26日には3.84%と2004年3月以来、3年8カ月ぶりの低水準 となった。東京の債券市場でも、サブプライム問題の余波を受け、新発10年物 国債利回りが急低下、13日には1年9カ月ぶりに節目の1.5%を割った。 その後、22日には2年2カ月ぶりに、一時1.4%を割る場面もあった。
円の対ドル相場は、米景気の先行き不透明感に加え、中国などが外貨準備の 運用をドル以外の通貨に分散するとの観測が広がり、円買い・ドル売り圧力が 強まった。米国株安も円キャリー取引の巻き戻しを誘い、27日には一時、 1ドル=107円台まで上昇した。ただ、その後は株価の戻りに歩調を合わせる ようにドルが買い戻され、110円台で月越えした。
東証REIT指数は前月末比105.62ポイント(5.35%)の続落。 サブプライム問題のあおりを受け、投資余力が低下した外国人投資家や、国内 の金融機関が利益確定売りを出し、REIT価格は下落した。ただ、配当利回り などからみた値ごろ感も台頭、月末にかけ戻した。
ニューヨークの原油先物相場(WTI)は反落。月初めは北米の冬の需要期 入り、需給ひっ迫観測などを背景に、引き続き投機マネーが流入。7日には 時間外取引で一時、1バレル=98.62ドルまで上昇、史上最高値を更新し た。その後、利益確定売りでいったんは下げたが、中旬から需給のひっ迫観測、 ドル安などを手掛かりに再び買われ、20日の時間外取引では初めて99ドル 台に乗せる場面もあった。終値ベースの過去最高値は23日の98.18ドル。 しかし、月末にかけては高値警戒感に加え、石油輸出国機構(OPEC)の増 産観測などから売りが広がり、一気に88ドル台まで下落した。(八木)
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