(07/11/09)
米ラサールがREIT市場に参入
=eATの運用会社を買収=
米国の不動産投資顧問ラサール インベストメント マネージメントは8日、子会社を通じて不動産投資信託(REIT)、イーアセット投資法人の運用を担当するアセット・リアルティ・マネジャーズ(東京)の全株式を取得すると発表した。これにより、ラサールは日本のREIT市場に参入。イーアセットの運用物件をオフィスや商業施設に集約し、資産規模を現在の650億円から中期的に3000億円程度へと引き上げて競争力を強化する方針だ。
株式取得は19日付で、取得金額は公表していない。アセット・リアルティは「ラサール インベストメント アドバイザーズ」に商号変更し、イーアセットも投資主総会で承認を得られれば、「ラサール」の入った名称に変わる予定。また、イーアセットは計5万7000口の新投資口を、ラサールの特定目的会社などに第3者割当発行する。
イーアセットは不動産ファンドを運営するスポンサーの知名度が低いこともあって、優良物件の取得については劣勢に立たされていた。このため、イーアセットは規模が小さく、投資口価格も低迷、「外部からの協力が不可欠だった」(田中政行・イーアセット執行役員)という。一方、ラサールは得意とする私募ファンドに加え、公募ファンドであるREITを手掛けることで、ポートフォリオの多様化を図る。
市場にはイーアセットと同様、スポンサーの力が弱く、投資口価格の低迷するREITが複数ある。LCP投資法人やクレッシェンド投資法人もすでに外資と事業協力契約を結んでおり、今後、小規模REITの買収や合併などが加速する可能性もある。(了)
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