(07/09/07)
8月のマーケットレビュー
  8月31日 7月31日
日経平均株価 16569円09銭 17248円89銭
TOPIX 1608.25 1706.18
NYダウ平均株価 13357.74ドル 13211.99ドル
ナスダック総合指数 2596.36 2546.27
10年日本国債利回り 1.6000% 1.790%
10年米国債利回り 4.53% 4.75%
東証REIT指数 2005.70 2099.38
NY原油WTI 74.04ドル 78.21ドル
ドル円(東京・17時) 116円22−25銭 118円98銭−119円
 8月の東京株式相場は続落。日経平均株価は前月末に比べ679円80銭(3.94%)、 東証株価指数(TOPIX)は同97.93ポイント(5.74%)それぞれ下落した。 米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き問題に端を発した信用 収縮への不安から、外国人投資家を中心に利益確定売りが広がった。為替が一時大幅な円高 に振れたことも売りを誘い、日経平均(終値)は17日には874円安の1万5273円 まで下落した。1日の下げ幅としては、IT(情報技術)バブル崩壊時の2000年4月 17日以来の大きさだった。ただ、その後は欧米の金融当局が潤沢な資金供給を継続した ことなどを受け徐々に信用不安への懸念が後退。さらに31日にはブッシュ米大統領が サブプライム問題で対策を発表すると報道され、日経平均は1日で415円戻した。

 米国株式相場は乱高下の中、まちまち。ダウ工業株30種平均は前月末比145.75 ドル(1.10%)上昇する一方、ナスダック総合指数は同50.09ポイント (1.97%)下げた。サブプライム問題に伴う信用不安の広がりを懸念し、月前半は大幅 に下落したが、米連邦準備制度理事会(FRB)が緊急に公定歩合を0.5%引き下げると 発表したことなどを好感して買い戻しが入り、月末にかけ戻り歩調に転じた。

 一方、米国の長期金利の指標となる10年物国債の利回りは低下(価格は上昇)した。 信用不安への警戒感から資金は株式から比較的安全とされる債券にシフトする動きが継続、 10年物米国債利回りは4.53%と前月末の4.75%から低下した。東京の債券市場 でも、米長期金利の低下や株安から買いが先行、新発10年物国債利回りは1.6000% と前月末の1.790%から低下した。

 円の対ドル相場は、低金利の円を借りて高金利通貨で運用する円キャリー取引の巻き戻し の動きが強まり、1年2カ月ぶりに1ドル=111円台に急騰する場面もあった。

 東証REIT指数は前月末比93.68ポイント(4.46%)下落した。サブプライム 関連で損失を出した海外の投資家が穴埋めのため手持ちの日本のREITを売る動きも出て、 REIT指数(終値)は17日には1801.46まで下落した。これは5月末の高値に比 べると、31%の下げとなる。ただ、月末にかけては売られ過ぎ感もあって水準訂正の買い が入り、REIT指数も下げ幅を縮小した。

 ニューヨークの原油先物相場(WTI)は反落。需給ひっ迫懸念から月初に史上最高値の 1バレル=78ドル台後半まで上昇した後は、利益確定売りに押された。サブプライム問題 の拡大で米景気が減速し、石油需要にも悪影響が出るとの見方が強まり、売りを誘った。 (八木)

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