(07/06/16)
ヘッジファンドの動向に注意
=情報収集を強化―岩田日銀副総裁=
 日銀の岩田一政副総裁は16日、都内で開かれた日本ファイナンス学会で講演し、金融市場に大きな影響を与えるヘッジファンドについて「破綻(はたん)した場合には取引相手や市場機能に大きな影響が及ぶリスクがあり、細心の注意を払わないといけない」と強調した。日銀としても、取引金融機関を含めてヘッジファンドの関係者から情報収集を強化する考えを示した。

 岩田副総裁は同日の講演で、ヘッジファンドのリスクとして、破綻した場合以外にも、ある市場で出した損失をカバーするため、他国の市場などで巨額の資産を売却すればそのショックが広がることを挙げた。その上で、「中央銀行などが緊密に情報共有を行うことで的確にリスクを把握し、対応策を講じる必要がある」と指摘した。

 日銀は、今夏以降の第3次利上げを模索しているが、岩田副総裁は金融政策について直接言及しなかった。(了)

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