(07/05/17)
ヘッジファンド透明化策を議論
=G8財務相会合、19日に開幕=
 【ポツダム(ドイツ東部)17日時事】6月の独ハイリゲンダム・サミット(主要国首脳会議)の準備会合となる主要8カ国(G8)財務相会合が18日(日本時間19日)、ドイツのポツダム郊外で開幕する。規模が膨らむヘッジファンドの透明化策が主要テーマで、破綻(はたん)時の金融危機リスクに備え、間接的に監視を強化する方向で討議する。19日(同)に共同声明を発表し、閉幕する。

 金融業界の推計によると、世界のヘッジファンド数は2006年末で約9000。年金基金や投資家層の拡大、カネ余りを背景に総資産額は1兆5000億ドル(約180兆円)と3年間でほぼ倍増したとの試算もある。G8財務相会合では、先進7カ国(G7)や国際金融機関が参加する「金融安定化フォーラム」がファンドの活動状況を報告する。

 多額の資金で頻繁に売買を繰り返すヘッジファンドは、損失が出れば穴埋めに他の投資資金を次々と引き揚げる。それが金融システム全体をまひさせかねないとして、サミット議長国のドイツは、ファンドに資産内容の開示など直接的な規制強化の導入を主張している。

 これに対し、米国や英国は自由な経済活動を阻害するとして反対。ファンドに投資する銀行などのリスク管理を監督する「間接的な」監視にとどめるべきだとする。日本も米英に近い立場だ。

 会合は18日の夕食会から始まり、日本からは尾身幸次財務相が出席する。これに先立ち、同日午後に同財務相とキミット米財務副長官が会談する予定。(了)

※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)時事通信社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。なお、このサイトについてのお問い合わせは、こちらまで。
Copyright(c) 2007 JIJI PRESS All Rights Reserved.