(07/02/10)
ヘッジファンドの議論継続
=独と米英の溝埋まらず―G7=
【エッセン(ドイツ)10日時事】先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が10日に採択した共同声明は、議長国のドイツが力を入れていたヘッジファンド問題について、具体的な規制策には踏み込まなかった。規制に否定的な米国や英国との溝は埋まらず、議論は6月の主要国首脳会議(サミット)に持ち越された格好だ。
高リスクの取引に巨額の資金を運用するヘッジファンドが、最近は小口投資が可能なものも増え、一般投資家の保護が課題になっている。また、ヘッジファンドが運用に失敗して破綻(はたん)した場合、資金を貸し付けている金融機関に連鎖するリスクもはらんでいる。
このため、今回のG7では、ドイツが運用内容などの透明性向上の議論を提起。しかし、ヘッジファンドが主力産業となった米国や英国は「ヘッジファンドは市場の効率性に寄与している」(ポールソン米財務長官)との立場で、議論に歩み寄りは見られなかった。
共同声明は「ヘッジファンドがもたらすリスクは複雑化し、警戒する必要がある」として、金融市場での存在感増大に警鐘を鳴らした。ドイツは、今回のG7を自らが議長国を務めるサミットの前哨戦と位置付けており、今後もヘッジファンド問題の議論を継続したい考えだ。(了)
※本画面に掲載されている情報の著作権は、(株)時事通信社に帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。なお、このサイトについてのお問い合わせは、
こちら
まで。
Copyright(c) 2007 JIJI PRESS All Rights Reserved.